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クリスマス会雑感~ピアノ・ソロ、連弾を含めて

   

クリスマス会では録画依頼したことがないので、楽しかったねで終わっていましたが、今回は参加者ご家族のご厚意に甘えてDVDに焼いて頂きました。

流れを含めて私自身の反省点多数ですが、主役である参加者の演奏について感じたこと、特に良かった点をまとめてみたいと思います。

No.1…Sちゃん(年少)
『ゆきやこんこでまた1年』
『おへるねしよう木の下で』
モチーフを弾くのが精一杯だった前回でしたが、今回は両手メロディー奏できるようになりました。そして更に、セカンドのみでプリモが休みの所も心の中で歌って待つことができるようになりました。これもソルフェージュの力です。印象的な始まり方をする『ゆきやこんこ』をお披露目できて良かったです。

No.2…Sちゃん(年中)
『山の作曲家』
『なんのはながひらいた』
『ふしぎなポケット』
前回は習い始めたばかりだったため、単音奏で参加、クリスマス会の雰囲気を感じ、人前に立つことに慣れることに主眼を置きましたが、今回はきちんと演奏で参加できました。Sちゃんの好みに合っていた元気な曲を伴奏と合わせて弾くこともできました。集中することにも段々慣れて来たようです。

No.3…Cちゃん(年中)
『ハイキング』
『スクエアダンス』
『10人のインディアン』
4月からレッスンを始めたばかりですが、両手奏まで到達しました。色音符からスタートしたレッスンが遥か昔のように思われます。『スクエアダンス』では背伸びさせてしまったかと心配でしたが、見事に両手で弾き切ってくれました。『10人のインディアン』ではお母様にセカンド・パートを弾いて頂きましたが、何と暗譜!頼もしいですね。

No.4…Sちゃん(年長)
『さんぽ』
『つきのハープのこもりうた』
『オルゴール』
いつもにこやかなSちゃんは本番でも動じませんでした。『さんぽ』は元気に行進しているようでしたし、『つきのハープのこもりうた』は自信たっぷりにしっかりした音で弾けました。『オルゴール』はお母様との連弾でしたが、迷うことなく弾き通すことができました。ピアノは初めてなのに、積極的に参加してくださったお母様にも感謝致します。

No.5…Hちゃん(小1)
『こねずみ』
『小さな歌』
『アイドル活動!』
6月からレッスンを始めたばかりのHちゃんですが、今回は企画を打ち出すと早々に参加を表明してくれました。
ソロ曲は少しハードルを上げてテキスト外からも選びましたが、『小さな歌』を上手に暗譜で弾けました。特に感心したのは連弾でお披露目した『アイ活』です。シンコペーションやタイのついたリズムに乗り、バッチリ合わせて弾けました。子供の吸収力は凄いものですね。

No.6…Eちゃん(小1)
『踊るフランス人形』
『月の光に』
『かわいいことり』
『バイエルより』
前回は連弾のみの参加でしたが、今回はソロ曲も弾けるようになりました。『踊るフランス人形』ではセカンドがrit.するのを聴いて、待ってから改めて弾き始める等、アンサンブル力がついていることを実感しました。『かわいいことり』では左右のアーティキュレーションの違いを弾き分けることができるようになりました。『バイエルより』はお母様のご希望でプログラムに組み込みましたが、良い想い出になれば幸いです。

No.7…Sちゃん(小1)
『出発』
『明るい空』
『夢をかなえてドラえもん』
『ハンスとグレーテ』
3月後半からレッスンを始めたばかりのSちゃんです。『出発』は左手伴奏が跳躍する所が難しいのですが、元気に弾いてくれました。『明るい空』は少し背伸びさせてしまいましたが、気に入ってくれたようです。模範演奏の後、感想を訊いたら「素敵な曲。」と言ってくれました。その一言を聴いて、Sちゃんは絶対に弾けると思ったのですが、それを実現してくれました。『夢をかなえてドラえもん』は中間部のシンコペーションの後、八分休符が入るのですが、最初はそこがつまってしまっていました。レッスンでブレスするようアドバイスしたら、忘れずに守ってくれ、リズム感の良い演奏となりました。この曲こそ難しいのではないかと思いながら与えたのですが、曲を上げた当日は帰宅後1時間半ほど練習していたそうです。曲との相性も上達には欠かせないのですね。『ハンスとグレーテ』はお母様にセカンド・パートを弾いて頂きました。柔らかいセカンド・パートの支えにより、演奏に深みが増しました。

No.8…Mちゃん(小2)
『きこり』
『こどものうた』
『ようかい体操第一』
4月からレッスンを始めたMちゃんです。『きこり』は左手メロディー、右手伴奏のバランスが難しく、最後まで手こずりましたが、本番では元気な演奏で良かったと思います。『ことものうた』では再現部でハプニングはありましたが、左手がきれいに弾け、優しい雰囲気の演奏となりました。『ようかい体操第一』では、セカンド・パートの音をよく聴いて、休符を待ってきちんと合わせて弾けたことに驚かされました。連弾の効用だと思います。

No.9…Kちゃん(小2)
『きたかぜ』
『まつり』
『となりのトトロ』
Kちゃんは2回目の参加となりました。ソロの2曲はテキストから本人の意向に添った曲を選びました。『きたかぜ』は冷たい北風に立ち向かって行く気持ちを感じさせるような演奏になったと思います。『となりのトトロ』は譜面通りに音を省くことなく演奏できました。手の小さなKちゃんにとって難所だった、跳躍するメロディは無事に弾けました。

No.10…C君(小4)
『そりの遠乗り』
2月下旬からレッスン開始したばかり、今回が初めての参加でした。
C君は積極的な性格ですから、パフォーマンスも好きに違いない、との判断から、畳み掛けるような気分の曲を弾いて貰いました。繰返しは強弱を変化させ、クレッシェンド、デクレッシェンドもつけて演奏できました。両手で音階を次々に弾く所は正にそりが滑り落ちるようで聴いていて爽快感さえ感じさせました。

No.11…T君(小4)
『セレナード』
気持ちが優しくて、メロディーを歌わせ、起伏のある表現ができるT君には『セレナード』を弾いて貰いました。
表現を要求する曲なだけに、音が難しかったのですが、トリルを入れて弾く所まで到達しました。とても丁寧な演奏でした。男の子にももっとピアノを弾いて欲しい、と思わずにいられません。

No.12…C君&T君
『線路は続くよどこまでも』
T君&C君
『グリーンスリーブス』
実は双子ちゃんの二人、元々仲が良いのですが、連弾も息がぴったりでした。けんかすることもなく、譲り過ぎることもなく、連弾を楽しんでくれたようです。
『線路~』は共鳴を利用した曲。序奏ではプリモのC君が鍵盤を押し込むのを待って、T君が汽車を走らせます。第一部、スキップのリズムが軽くなり、前進する感じが出ていました。中間部ではセカンドが裏で支えのメロディーを奏でますが、太く響く音で綺麗に弾けていたと思います。
『グリーンスリーブス』では受け持ちパートを交換しました。歌わせるのが得意なT君がプリモです。しみじみと心に染み入るような演奏になりました。2オクターブ離れた音域でメロディーを弾く部分では左右のバランスを変え、セカンドに歌が移る部分ではセカンドがきちんと主張し、プリモは彩りを添える、素敵な曲にするための役割分担がきちんとできていて、観客も気持ちがほっこりしました。連弾っていいな、と思わせる演奏でした。

No.13…Sちゃん(高1)
『バレエ~小組曲』
高校受験生だった昨年は不参加でしたが、レッスンは続けてくれていました。吹奏楽部の部員でもあるSちゃんはとにかく忙しいので、今回は連弾のみの参加となりました。ドビュッシーが一番のお気に入りなので、オリジナルの中から弾き映えのする『バレエ』を選びました。音域が重なる為、お互い手を手前と奥にずらしたり、弾いたら直ぐに手を退かさなければ相手が弾けない、テンポの揺れを相手に合わせる等、連弾ならではの弾きにくさがあり、合わせ練習を始めてから難しさを感じるような曲でした。でもその課程も含めて楽しんで演奏できました。本番でのSちゃんの集中力に感心させられ、成績が良いことにも頷けました。

No.14…R.K.様
『楽しき農夫』
『勿忘草』
今回で2回目の参加となりました。前回に続き、今回も全て暗譜での演奏でした。『楽しき農夫』は内声の刻みをきちんとスタカートで弾くのが難しいのですが、アドバイスを忘れず抑え気味に弾いて頂けたのが良かったです。声を合わせ、楽しく収穫している農夫の姿を想像しながら聴かせて頂きました。『勿忘草』はフレーズの最後を収めること、モチーフが繰返される所では手首から抜くようにして、全ての音を同時に切る等、アドバイスを活かした演奏でした。上達しましたね。

No.15…J.O.様
『情熱大陸』
『Oh! Happy Christmas Day!!』
私の所でレッスンを再開して早10年、今回は連弾で参加してくれました。
『情熱大陸』はプロ仕様で、個人練習に於いても厳しいものがありましたが、情熱をもって弾けていたのではないでしょうか。音域によって鳴りにばらつきがあるピアノだったので、もっとコンディションの良いピアノで弾かせてあげられたら尚良かったと思います。『Oh!~』は様々な歌が次々現れる面白いアレンジでした。今回も2曲共ご自身で探して提案してくださいました。今後にも期待しています。

こうして2015年クリスマス会は幕を閉じました。生徒の皆さんは方向は違えど、成長を見せてくれています。
さて、2016年はどんな年になるでしょう。今から楽しみです。

  

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