発表会 終了しました
今回の発表会が無事に終了しました。1ヶ月が経過しましたが、随分前のことのように思えます。
演奏者毎の鍵盤の拭き取り、補助ペダルや足台のセッティング等、ロスタイムが多く、時間内に終われるかどうか綱渡りでしたが、何とか予定通りに終演できました。
ソロの演奏は本人希望の曲が2曲、その他は私の選曲でした。実際に音を鳴らしてみて素敵に思えた曲をあげたつもりです。ゆったりした曲なら情景が思い浮かぶような曲とか、歌心をもって弾くべき曲など…。テンポの速い曲は指回りの良さも必要となりますが、アクセント一つで爽快な感じになります。それをレッスンで指摘しても今一つだった生徒でしたが、本番ではしっかり弾いてくれました。えぇっ、できてる!と驚いてしまいました。中々良い演奏ができたと、褒めてあげたい気持ちです。ステージという場は緊張を伴いますが、同時に集中できる場でもあるのですね。
勿論失敗してしまった生徒もいて、演奏後には大泣きだったそうですが、第2部の連弾では気持ちを切り替えて集中して演奏してくれました。やり直しが利かない一発勝負というのは本当に大変です。今回の失敗を乗り越えて、さらに成長して欲しいと願っています。
さて、今回も高校生になった二人が連弾で参加してくれました。選曲も二人で行い、1ヶ月半程レッスンに通い、本番を迎えました。前回は譜めくりを失敗して演奏を止めてしまったので、今回は暗譜。私には真似できません。若いって素晴らしいですね。演奏も楽しく聴かせてもらいました。他の参加者のご家族も「今年も二人の演奏が聴けて嬉しかった。」と本人達にお話くださったようです。
生徒の皆さんやそのご家族の優しさに触れられたのも今回の発表会の収穫です。ある親子連弾では手拍子やクラスター音を演奏者が打楽器のように使うのですが、聴衆の皆さんが一緒に手をたたいてくださいました。ステージ袖で聴いていた私も心が温かくなり、つい一緒に手をたたいてしまいました。後でお母様に感想を伺うと、励まされたとおっしゃっていました。こんな素敵なご家族とご縁を頂いて、本当にありがたいことだと実感した出来事でした。
発表会が終わると一通り生徒達の感想を訊くのですが、お友達を数人呼んだ生徒からはお友達から「発表会というより演奏会みたいだったね。」と言われたそうです。これこそ私が目指している発表会です。少し目標に近づけたのかと嬉しく思いました。
一人ひとりに花を持たせるような曲を選んで、御披露目するに相応しい演奏ができるよう指導して、次回は更にステップアップできるよう頑張ります。年には勝てないなんて言っていられません!
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