学校で伴奏させて頂く機会について
私があまり積極的ではないこともあり、コンクールには縁遠い我が教室の生徒達ですが、学校で伴奏のオーディションを受けるチャンスは多々あります。
小学校では連合音楽祭やイベントの合唱、合奏の伴奏や校歌の伴奏等。中学校では合唱コンクール、イベント毎の伴奏や校歌の伴奏等。その都度オーディションが行われる訳ですが、結果については弾け具合だけではなく、教育的配慮も加味した先生方のご判断にお任せすることになります。
この年度末は卒業式の伴奏では選に漏れてしまった小学生が6年生を送る会で伴奏者を務めました。こちらは元々本人が弾きたいと思っていた曲でしたので、結果オーライ。本人も満足できたようです。中学校へ進んでも伴奏には挑戦したいと前向きな姿勢を見せてくれています。
また中学生では退任式に皆で歌う歌の伴奏者をオーディションで決めることになり、うちの教室に通ってくれている2名が受けることになりました。1人は前から先生に声を掛けられて早くに練習を始めていましたが、もう1人は自ら志願して練習を始めました。いつもはなかなか譜読みが進まないのに、この曲に限っては1週間で弾けるようにして来たので、驚かされました。以前は反抗期なのかピアノに当たる場面も見られ、「それは止めようね」ときつく言わざるを得ない場面もありました。それがこの快挙ですから「やればできるじゃない!」と思わず褒め言葉が出てしまいました。結局オーディションでは以前から練習を続けていた生徒が選ばれたのですが、先生のご配慮なのか、前日練習では伴奏を弾かせて頂けることになったそうです。選ばれた生徒も信頼の置ける先輩の指揮で伴奏できることが楽しみのようです。お互い尊重し合って良い合唱に作り上げていって欲しいです。
弾きたい曲なら練習できる場合はまだ脈ありです。練習に行き詰まったら、友達との連弾、学校での伴奏オーディション、クラシック以外のポップス、何でも良いからとにかく弾いて欲しいです。そこから光が見えてくるかも知れません。指回り、テクニック、表現に不足を感じること、そのものが上達に繋がるのではないかと思います。その時を見逃さないでサポートしなければいけないですね。
子ども達の今後に期待しています。
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