アコースティックピアノの重要性
最近は諸事情により、家庭で電子ピアノを使っている生徒さんが増えているようですね。タッチをアコースティックピアノに近づけていたり、素晴らしいピアノの音が音源に使われていたり、昔では考えられないような電子ピアノもあるようです。ですが、やはりアコースティックの楽器には敵わないと思います。習い始めて間もない子どもが使う楽器であれば尚更です。
実は小2Tくんの音量がとても弱いことが気になっていました。弱い音から強い音までのダイナミクスの幅が広いのであれば良いのですが、そうではなくて弱いまま変化がないのです。昨年末のクリスマス会にも参加してくれて、一生懸命練習したにも関わらず、他の出演者と並べると音量不足は明らかでした。親御さんとお祖母様も客席にいらっしゃいましたが、その点を心配なさって、遂に楽器についてご相談頂きました。理解力があり、練習の習慣もついているTくんなだけに勿体なく、こちらからもお話ししようかと考えていた所でしたので、渡りに船とばかりにアコースティックピアノのお話しをさせて頂きました。
ピアノを楽しんで弾いてくれているTくんですので、環境が整えばさらなる上達が約束されるはずです。ピアノを弾く本人の幸せ、聴くご両親の幸せ、指導者である私の幸せ、関わる一人ひとりが幸せになれます。
話し合い直後の週末には、ご両親と連れ立ってTくん自身が楽器の下見に赴き、ピアノを選んでくれました。素晴らしい行動力ですね。お家の練習環境に問題はなかったので、私からはサイレント機能のないごく普通のアップライトピアノをお勧めするに留めましたが、最初はグランドピアノを所望されてしまったそうです。設置場所の問題もありますから、結局はアップライトピアノになりましたが…。でもTくんの音を聴くセンスが良いとわかり、嬉しくなりました。
ピアノは直ぐに納品になりました。本人が弾いてみて、音で選んだピアノですから、嬉しかったでしょうね。設置されたと同時に弾き始めたそうです。お母様は音量がこれまでと全然違うと驚いていらしたそうです。上手に声掛けして伸ばしてあげたいと思います。
お若いご両親ですと、何でもお二人だけで整える傾向がありますが、やはり遠慮なさらず何でもご相談頂きたいと思った一件てした。楽器、練習、スケジュール、曲目等、ピアノを続けるために、ピアノが上達するために必要なことでしたら、こちらの時間を割くことは何でもありません。
運命共同体という意識で、これからも取り組んでいきたいと思います。
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