けがを乗り越えて~伴奏者の責任感
2015/09/17
3歳からレッスンを続けているHちゃんも、早いものでもう中3になりました。いつも余裕しゃくしゃくなので、全然受験生には見えないのですが…。
そのHちゃん、既に引退しましたが、部活動ではバレーボールをしていました。夏休みに入る頃、合唱コンクールの伴奏譜を持ってレッスンに来ました。指使いも決めて、いざ練習という段階になって、何と部活動の練習で左手小指を数ヶ所骨折してしまいました。確かHちゃんの骨折は2度目、前回は小学校入学前だったと思います。遊びに行こうとするお兄ちゃんを追いかけて転び、ついた腕を骨折したことがあります。
今回伴奏する曲は『大地讃頌』なので、左手はほとんどオクターブ奏、つかみにくいのは右手の和音です。けがは不運でしたが、右手でなかったことは不幸中の幸いでした。右手だけは練習できますから…。
お盆休みを挟み、8月下旬のレッスン、指を見ると包帯がなくなっていました。そして先生からは左手でもピアノを弾いても良い、とお許しが出たそうです。さて休ませていた左手はハノンとインヴェンションでリハビリです。少しずつ、少しずつ…。でも聴いている私の方が怖くて「どう?大丈夫?痛くない?」の連発でした。Hちゃんはその都度「大丈夫。」と答えていましたが…。
そんな夏休みを乗り越えて、2学期を迎えました。Hちゃんは復活した左手で『大地讃頌』を弾いています。ペダルもつき、強弱やバランスの加減も調整しながら仕上げの段階に入っています。最後のトレモロは大変ですが、先週より今週、今週より来週、と前進してくれると信じています。
関連記事
-
-
クリスマス会~ピアノおさらい会として
21日のクリスマス会、無事に終了しました。いつものように調律の時間を利用してツリ …
-
-
両手奏の難しさ~6歳のピアノ・レッスン
A市からレッスンに通ってくれているSちゃん、この春、小学生に入学しました。学区内 …
-
-
それぞれの成長スピード~ピアノ・レッスンで
3歳からレッスンを始めたSちゃん、最近お姉ちゃんらしくなって来ました。 妹に邪魔 …
-
-
音をつなげて~ピアノ・レッスンの基本
3月からレッスンを始めたSちゃんは、この4月から年長さんになりました。 聞き分け …
-
-
第1部 ソロ演奏
第1部はソロの演奏です。基本的に内容はクラシックとしています。
-
-
第3部 客演
お楽しみの連弾・アンサンブルの次はお客様の演奏を聴かせて頂きます。今回はクラリネ …
-
-
忍耐力~ピアノ・レッスンに必要な要素
Kちゃんは年長さんの終わり頃からレッスンを始め、この1月で2年ほどになりました。 …
-
-
成長の足跡をたどって2021…3回出演の皆さん①
H.S.さん(中1)
-
-
上手になりたいという気持ち~ピアノ・レッスンでの取り組み
5月から他のお教室から移って来たHちゃん、小学2年生です。しっかりしたタッチで弾 …
-
-
連弾の楽しみ~ピアノ・レッスンでの合わせ
この春、小学2年生になったN君。子ども達に人気の曲『とべ!うちゅうせん』を練習し …
- PREV
- 苦手を克服しました~年長さんのレッスンで
- NEXT
- 発表会を開催します