反復練習の大切さ~ピアノ・レッスンで
2017/10/31
年長さんのCくんは今年もクリスマス会に参加します。今回で2回目になります。
負けん気の強さを活かして
前回のレッスンでソロと連弾の曲を渡し、練習を始めました。ソロは中間部が難しいので、Cくんの様子によっては、アレンジしてしまおうと考えていました。ですが予想に反して、1週間でCくんは両手で弾けるように練習して来ました。弾けないことが悔しくて、泣きながらもう1回もう1回、と練習していたそうです。レッスンではそんな素振りは露ほども見せず、簡単に弾けちゃったよ~、軽くクリア~という表情です。いいカッコしいですね😑お兄ちゃんのプライドもあるのかもしれません。「凄いね~。」と褒めてから、弾き方を修正していきます。
反復練習の大切さ
お母様にお家での様子を伺うと、弾けないところがあると、自ら何回も繰り返して練習しているそうです。何の分野においても、上達するには反復練習が欠かせません。ピアノしかり、スポーツしかり。基礎学力を身につけるにも反復練習を苦痛に感じないよう仕向けて習慣とすることが大切だと思います。その点Cくんは◯文で鍛えられているようです。ピアノのレッスンでもCくんの性格を活かして、上手に伸ばしてあげたいと思います。
練習環境について
住環境の事情から、今は電子ピアノで練習しているCくんですが、彼の取り組み方を知ったお祖父様とお祖母様が、ピアノをご用意してくださることになりました。来年の夏には新居が完成するそうですから、あと半年余りは電子ピアノでの練習になりますが、フォームも改善し、迎えたピアノを綺麗に鳴らせるよう導いていきたいです。
黒鍵の特性を使って
頑張り屋のCくんですが、やはりまだまだ指は弱く、手首の力を使って打鍵してしまうため手首が下がってしまいます。これでは指の動きを妨げてしまいますので、曲を楽しみながら何とか改善していきたいと考えています。メイン・テキスト以外から『ピンクのパゴダ』を用意しました。Cくんが興味を示しているダンパー・ペダルを踏み続ける曲で、両手を交差させて黒鍵だけを弾いていきます。弾くのは簡単ですが、その分指の形に注意を向けることができます。優しいタッチで弾くと、綺麗な響きに包まれ、気持ちも落ち着きます。私がこの曲を弾かせる一番の目的はフォームの改善ですが、ピアノの響きの美しさも感じとって貰えればと思います。
まだまだ伸び盛りのCくん、これから紆余曲折あると思いますが、上手に伸ばしてあげたいものです。ご家族の皆様の温かい見守りが一番のサポートになると思います。一緒に伸ばしていく、という覚悟で取り組みます。
関連記事
-
-
お別れの時~ピアノ・レッスンの引き継ぎ
F市から通って来てくれていたCちゃん、来年は3年生になります。弟くんも産まれて、 …
-
-
一番でした。
今日は吉井町にあるねむの木保育園の運動会でした。 朝から好天に恵まれ、運動会日和 …
-
-
音をつなげて~ピアノ・レッスンの基本
3月からレッスンを始めたSちゃんは、この4月から年長さんになりました。 聞き分け …
-
-
発表会の準備が進んでいます
発表会当日が他のイベントと重なりそうな生徒も参加できることになり、参加者が確定し …
-
-
発表会 終了しました
今回の発表会が無事に終了しました。1ヶ月が経過しましたが、随分前のことのように思 …
-
-
指導法研究
今日は久しぶりにY楽器店へ楽譜を見に行きました。 音楽小物のコーナーものぞいてみ …
-
-
合唱コンクールの伴奏
吉井中央中学2年生のHちゃん、昨夜も伴奏曲を持ってレッスンに現れました。 強弱が …
-
-
上手になって来ました。
今日も3歳の男の子からレッスンがスタートしました。 挨拶の後、ハンドサインを付け …
-
-
1-2フィニッシュ!~本質に迫る
双子のTくん、Cくんはチャレンジャー。ピアノだけではなく、様々なことに真剣に取り …
-
-
成長の証を聴かせてくれました~ピアノ演奏の楽しみ
夏休みに帰省した折り、こちらを訪ねてくれたR君、約束通り年末にも来てくれました。 …
- PREV
- 2018年発表会、決まりました!
- NEXT
- 親子でピアノ・レッスン