上手になりたいという気持ち~ピアノ・レッスンでの取り組み
2016/06/01
5月から他のお教室から移って来たHちゃん、小学2年生です。しっかりしたタッチで弾けています。ですが、読譜に時間がかかるため、練習にはお母様の存在が欠かせません。自立した練習のまてに、読譜力は大切です。今年の内に何とか一人で譜読みが出来るようになるよう仕向けて行きたいと考えています。
そのために、ソルフェージュをと考えていましたが、歌うことよりピアノを弾くことの方が好きなHちゃんですから、単純な連弾の数をこなして、一人での譜読みに慣れてもらおうと思います。リズムを取るためには拍子が判って、テンポを刻むことができなければいけませんから、その辺りのソルフェージュ力も確かめながら、一歩一歩進めていきます。
連弾はベレンスの練習曲集にしました。先週宿題にした曲は既に弾けるようになっていたので、私と二人で合わせましたが、上手く行って合格。次の曲の譜読みを一緒にしました。曲の形式も判れば譜読みの助けになりますから、同じメロディーを探したり、ちょっと考えることもしてもらいました。
ツェルニーでは手首の振りが気になりますが、ハイフィンガーで弾くために手首がぶれてしまうのですね。指を動かすのは良いことですが、段々修正していければと考えています。アドバイスは少しずつ小出しにして、ストレスを感じさせないよう心掛けたいです。
初回のレッスンではまだ表情が固く、きちんと弾かなくちゃ、という気持ちが見てとれるHちゃんでしたが、今回は柔らかい表情になっていました。発表会の選曲をするのに、私がピックアップした数曲を聴いてもらいましたが、明るい表情でした。ピアノが上手になりたい、というHちゃん、その夢はきっと実現するでしょう。いや、実現させましょう!
関連記事
-
-
土日のレッスン
土曜日にレッスンを受けているHちゃん、お家は教室から車で15分ほどかかります。少 …
-
-
ピアノ・レッスンの二代目として
先月からレッスンに通い始めたSちゃん。お母さん、Sちゃん、と二代目になります。テ …
-
-
前向きな姿勢~ピアノ・レッスンでの取り組み
この春年中さんに上がったKくんもピアノを始めて半年になりました。新しい課題にも「 …
-
プログラム~第1部
第1部:ソロ、第2部:連弾、第3部:客演、の3部構成にしました。 第1部をご紹介 …
-
-
アコースティックピアノの重要性
最近は諸事情により、家庭で電子ピアノを使っている生徒さんが増えているようですね。 …
-
-
クリスマス会 終了しました~ピアノレッスンの成果
12月25日に予定通りクリスマス会を開催することができました。 準備段階から感謝 …
-
-
子どもらしい感性その2~ピアノレッスンで
子どもらしい感性と言えば、即興演奏です。 T君は『キョウリュージャー』や『仮面ラ …
-
-
2台ピアノ
うちの教室には大人の方も数名通ってくださっています。進度はまちまちですが、ピアノ …
-
-
学校で伴奏させて頂く機会について
私があまり積極的ではないこともあり、コンクールには縁遠い我が教室の生徒達ですが、 …
-
-
リズムとソルフェージュ~ピアノ・レッスンの現場から
昨年12月からレッスンを始めたばかりのK君、数字にも興味のある利発な4歳児です。 …