一つの山を乗り越えて~ピアノ・レッスンでの出来事
2016/06/28
小学2年生のSちゃんは頑張り屋さんです。テキスト中の曲も次はこれを弾いてみたい、と積極的に取り組んでいます。
発表会では『お人形の夢と目覚め』を弾くことになりました。子守歌は直ぐに弾けるようになりましたし、これまでの様子を見ていて苦労することなくマスターできると確信していました。
そんなSちゃんですが、心因性のものから体調不良を訴えることがあります。今回も初めての発表会ということもあり、少し体調を崩してしまいました。お母様からご連絡を頂き、注意して見ていたのですが、本人は何が原因なのか気にする様子もなく、ピアノは楽しそうに弾いています。なので大人が先回りして「大丈夫?」等と声掛けすることは逆効果だろうと判断し、何も気づかぬ振りをしていました。
さて、そうこうする内に1ヶ月経過…。今回からペダルを使いたいと思い、Sちゃんにも補助ペダルを使わせてみることにしました。グランドピアノのペダルに取り付けるのも手間が掛かります。高さを修正したりして、補助ペダルの踏み具合を確かめました。スフォルツァンドの和音、属七から解決する時、上行する音階など、ペダルを踏む箇所を決めてSちゃんに踏んで貰いました。スフォルツァンドの所はお家でも頑張って脚を伸ばして踏んでいたそうです。踏みたくなるよね~。でもそれで正解!自然なことです。
この頃にはお母様に確認するまでもなく、体調の心配をする必要もなさそうな様子でした。弾けるようになって安心できたかな?
ピアノのレッスンを続ける内には小さい山、大きい山、高い壁など、様々な障害に出合うと思います。でもそれを乗り越えて、更に大きな喜びとなると思います。
頑張りましょう、Sちゃん。期待しています。
関連記事
-
-
2台ピアノ
うちの教室には大人の方も数名通ってくださっています。進度はまちまちですが、ピアノ …
-
-
「好き」という気持ち~ピアノ・レッスンの継続
高校2年生になったSちゃん、進学校に通いながら吹奏楽部にも所属しています。 勉強 …
-
-
お別れの時~ピアノ・レッスンの引き継ぎ
F市から通って来てくれていたCちゃん、来年は3年生になります。弟くんも産まれて、 …
-
-
第1部 ソロ演奏
第1部はソロの演奏です。基本的に内容はクラシックとしています。
-
-
忍耐力~ピアノ・レッスンに必要な要素
Kちゃんは年長さんの終わり頃からレッスンを始め、この1月で2年ほどになりました。 …
-
-
親子レッスン
昨年12月に体験レッスンしたKちゃん、年長さんのおしゃまな女の子です。親子レッス …
-
-
高崎市立小・中学校 連合音楽祭~吉井小学校も参加
高崎市立小・中学校連合音楽祭当日になりました。お天気にも恵まれ、子ども達のハレの …
-
-
学校で伴奏させて頂く機会について
私があまり積極的ではないこともあり、コンクールには縁遠い我が教室の生徒達ですが、 …
-
-
R君のその後~ピアノレッスン
水曜日は3歳男の子のレッスンでスタートしました。 8月から始めたばかり。はずかし …
-
-
6年生を送る会~ピアノ伴奏者として
双子のT君、C君は仲の良い兄弟です。今週も賑やかにお喋りしながら徒歩でレッスンに …
- PREV
- 自立したレッスンへ~ピアノ・レッスンでの取り組み
- NEXT
- 第15回発表会プログラム








